サイトをリニューアルしたら、驚いたことに何人かからメールやコメントがあって、意外に思いつつもうれしくなりました。パロさまも元気そうだったし。その中で、悪がきのメールに「ちゃんと生きてたんだね」とあったのを読んで、ちょっと前に復帰した知人のことを思い出しました。
1年以上休止してた人が、ひょっこり戻ってきたんですよね。どうせ飽きて休止してたんだろう、くらいにしか思ってなかったので、別の知人から「あいつ戻ってきてるよ。ちゃんと生きてた。」とwisがあったときも、そりゃ生きてるでしょう、と笑っちゃいました。ところが。「それがそうでもないんだよ。大変だったみたいよ。」 むむ。「詳しくは本人から聞いて。」 うん。
復帰した知人に「おひさ」と声をかけると、「おう。やっと戻ってこられたわ。」 あらら。忙しかったの?「まあ、そうだな。」 大変だったらしいとだけ、ちらっと聞いたよ。「うん。地震でな。津波に引き込まれそうになったけど、まだ生きてるわ。」 え…?でも家は東北じゃなかったよね。「ちょうど地震のとき、友だちの出産祝いで東北に行ってたんだわ。そこで津波が来てな。友だちの長男を抱えて走って逃げたよ。」 ……。よく無事に帰ってこられたねぇ。その友だちも無事だったの?「いや。目の前で津波に引き込まれて…。」 う…。出産祝いってことは、赤ちゃんもいたんだよね…?「助かったのは長男だけだ。」 そうか…。
「それで長男を引き取って、ずっと面倒見てたんだ。この間やっと親戚と連絡がついてな。探すのに1年かかったわ。本人に聞いてみたらそっちの方がいいみたいだから、その親戚に預けてお願いしてきた。」 そうか、親戚もみんな被災者だと、どこに避難しているのか探すのも大変だったんだろうなぁ。本当に、よく無事に戻ってきたね。
あまりにも話が凄惨で、何だか同じ日本で起きたことではないみたい。1年の間に仕様がすっかり変わり、以前持っていた資産がゴミのようになって途方に暮れていたその知人に、ちょっと過剰なほどプレゼントしてしまいました。そんなに大変な思いをしたんだもの、ゲームの中でくらい良いことがあってもいいよね。ところがね。最近また見かけなくなりました。もう飽きちゃったのかよ。と思ったら、バイクで事故って両足骨折して入院中ですって。せっかく助かった命なんだから、もっと大事にしろよ、ばかあああああああ。
すごい話だなぁ。でもあれだけの被害があったのだから
被災地では同じような体験してる人が少なからずいるのかな。
1日も早い復興をお祈りします!
うん、たぶん。
あの地震の日から、ぱったり更新が途絶えたサイトもたくさんあるそうです。
「Lineage2装備画像」というところも、そのひとつ。
福島在住の知り合いは、地震の少しあとにちょっとだけログインして、「市町村単位で避難命令が出たので東京に住む兄のところに避難する」と話してくれた後、音沙汰がなくなりました。落ち着いたらまたログインすると言っていたけど、どうしているのかなぁ。
まだまだ終わっていない話なんですよね。
あまり何もできないけど、1年に1回ずつ定期的に募金するくらいは続けていこうと思います。