お正月のユーザーサービスで「お年玉」なるモノが配布されました。お年玉袋を開けると、中にはこたつ3個と門松に変身できるスティック(見た目は竹槍)が入っています。個人的には、なかなか素敵なサービスだと思いました。
門松変身して雑貨屋の入口の両側に2人並んで立っていると、ふつうに飾り付けしてあるかのような違和感のなさ。ただそれだけなのに、なんだか楽しい気分にしてくれます。門松変身で走ると、下から足袋と草履を履いた短い足がにょきっと現れ、ひょこひょこと移動します。竹筒から花火を打ち上げられたり、役に立たない楽しさいっぱい。
一方のこたつは、近くにいるとHPとMPの回復速度が上がるという実用アイテムでした。近くで立ってても回復するのに、つい囲んで座っちゃうの。20分くらいで消えちゃうんですけどね。範囲狩りするときなど拠点に出しておくと、ヒーラーたちのMP回復にはかなりの助けになります。しかし。この便利アイテムには、思わぬ罠が仕掛けられていました。というのも、こたつには猫が入っていたのです。
この猫が、妙にリアルなんだよ。こたつの中で動き回っているのか、布団がときどきもこもこ動きます。かと思うと、こたつの布団の下から頭を出して外の様子を窺ったり。出て来るかなーと思うと、後ずさりしてまたこたつの中に引っ込んでしまいます。ちぇ。しかし、今度は反対側からのそっと出て来てこたつの上に飛び乗り、置いてあるお茶やみかんをのぞき込んだり。じきに飽きるのか、こたつから降りて布団の中に潜り込んで行きます。すぐに中に入ってしまうこともあるし、おしりだけ布団の外に出したまま長いしっぽを揺らしていることも。かわいいいいいいいい。
ダンサーで範囲狩りに参加してる最中、猫に見とれていたら踊りが切れてました。ご、ごめんなさい…。「また猫出てた?」バレてるし……。やばいんだよ、こたつ出てると猫から目が離せなくなっちゃうの。踊り切らすのもひどいと思うけど、ヒーラーが猫見てたら大変なことになりそう。幸い、このパーティのヒーラーさまは淡泊な性格だったらしく、「そうだね、かわいいねー」とお愛想で相づち打ちつつ、クールに仕事をこなしてました。今回のこたつはサイコーなアイテムだと思う。と言ったら、ヒーラーさまは大きく頷いて同意してくれました。「うんうん。使えるよね」。う。やべ。実用性以上に猫の出来映えが素晴らしいと思ったってことは、黙っておこう…。