攻城戦の前日、盟主が「頭痛いなぁ」。どうしたんですか。「今期はやばい」。どうやら、大手のクランが攻め登録してきたみたい。自分は名前聞いてもさっぱりだけど、聞く人が聞けば「いかにもやばそう」と思うような大手クランだそうです。
戦争の当日、盟主は作戦をどうするかで頭がいっぱいらしく、味方クランの盟主たちとの打ち合わせも忙しくて、話し掛けても反応があまりありませんでした。そんな中、ダンサーがお城の中に置かれたテレポーター(に変わる立て札)を見て回ってました。「ねー、これ置く位置が間違ってない?」と尋ねるダンサーに、盟主は「大丈夫」。何となくこのとき、嫌な予感がしました。
案の定、戦争が始まると、死んでお城に戻った味方から「外に出られない」という報告が。またかよ…。盟主がダンサーに「動かしたんか?」と尋ねると、「うん。まずかった…?」盟主はため息をついて、「弱ったな」。ダンサーは「ごめんよ」と謝った後しばらく無口でしたが、「俺もう死にたい…」。え。どうしたの。「だって、今日は激戦やのに。みんな大変やのに…」。よかれと思ってやったことだもの、仕方ないじゃん。盟主も「そうだ、気にすんな。(同じ失敗を)俺もやったしな」。
外に出られないって、いったいどうなっちゃってるんだろ。試しに門番に話し掛けて「外に出る」を選んでみると、一瞬テレポートしたように見えるものの、お城の中のまま。どうもね、テレポーターの札って門番を出現させる位置じゃなくて、テレポートさせる先の位置に置くらしいのね。それを知らずに門番を出したい位置(つまり城内)に移動しちゃったものだから、移動先が城内になってしまった、と。
状況を把握した盟主は門前での防衛をさくっと諦め、総力戦で敵の陣地をつぶした後に、戦闘場所を中庭に変更しました。途中で一度お城を落とされたり、何度か危ない場面があったものの、最終的には防衛成功。戦争が終わったときには、今までの防衛戦の中で一番大きな歓声が上がりました。後日、戦争に参加できなかったクラン員に一部始終を話すと、「すげー。感動したっ。盟主すごいね」。うんうん。盟主すごいよね。あれは盟主の作戦勝ちだったと思う。なんて言うと調子に乗るから、本人には言ってあげないけど。