2週間ほど体験したあと抜けたクランに入る前、実は掲示板でクランを探してみていました。ゲーム内に「血盟募集掲示板」というのがあるのです。血盟戦をしているクランやら、戦争クランやら、狩りクランやら、初心者向けクランやら、それはもう色々なクランが募集してます。
その中から自分なりの基準でクランを探しました。大所帯は苦手だから、こぢんまりしたところ。血盟戦も戦争もしないところがいいな。堅苦しいのは嫌だけど、度を超してアホっぽいのや下品なのも嫌。適度に大らかでありながら、ユーモアを込めても節度を保った文面で募集してるところがいい。そしてもちろん、一緒に遊んでくれる人のいるところじゃないとね。我ながら注文が多いので、そうそう希望にかなうクランはありません。だけど、ひとつだけ気を引かれる募集がありました。「後衛ばかりでクランハントができません。前衛大募集」。
そこの盟主と話をしてみようと思っていた日に、メイズで勧誘されて全然ちがうクランに入っちゃったわけなんですけども。残念ながらこの最初に入ったクランにはなじめなかったので、抜けた翌日に掲示板で募集を見たクランの盟主にwisしてみました。こんばんは。「こんばんはー」。今お話できますか。「大丈夫だよ」。掲示板でクラン員募集を見たんですけど。「おお。職は何?」盾職です。「うおおおおお。是非うちに欲しいいいいいいいい」。……(テンションの高さにちょっとびびっている)。主な活動時間帯や、自分と一緒に遊べる(つまり低レベル帯の)人がいるかどうかを確認し、大丈夫そうだったのでまずは体験でお世話になってみることに。
加入してクランチャットで挨拶し、さっそくクラン員リストを開いてみます。……。何これ…。この瞬間早くも「間違えました、ごめんなさい」と抜けそうに。みんな三次職じゃんよ(つまり高レベル)。「大丈夫、みんなサブキャラやサブクラスやってるから、一緒に遊べるよ」。そのサブキャラでさえ、自分より10以上レベル高いけどねっ。「まあ、とにかく雰囲気見てもらって」。う、うん…。「そうだ、これ使って」と、城帰還スクロールなるモノを渡されました。「今城持ってるから、これ使うと城に行ける」。え…。ここって戦争クランだったんですか。「そうだよ」。……。「参加は自由だけどね。戦争は気分転換にやってるだけだから」。なるほど。募集には戦争クランって書いてなかったけど、確かに戦争しないとも書いてなかったわ…。
何かこう、想定していたものと全然違うんだけど。「今日からここがお前の家だよ」と連れて来られたのは、何とお城だったのでした。んー…。まあ、体験ね。体験だからね…。