ちょっと前の話ですが、「ICANN、「スパマー御用達」のドメイン登録業者に警告」(ITmedia)という記事がありました。不正利用を目的としたドメインが取得しやすい業者というのが存在するというのです。まあ、あるだろうなーというのが、感想。だって、中国製の罠サイトって、だいたい同じドメイン登録業者使ってるもの。
元記事(英語)の「“Worst Spam Offenders” Notified by ICANN」(ICANN)を読むと、「Registrars」(KnujOn)に、ワースト10の業者名が公開されているのがわかりました。うんうん、1位と2位はまさに大陸からの不正アクセス業者御用達ですよ。
その記事の中に、「Whois Data Problem Report System (WDPRS)」というシステムについて触れられていました。不正利用する人は、whoisに嘘情報を登録していることが多いものですが、それを通報するための窓口が設けられていると言うんですね。WDPRSに「どこどこのドメインの登録情報は、ここが嘘っぱち」と通報すると、ドメイン登録業者に指導が入り、業者はドメイン凍結するなど適切に対処する義務があるそうです。今後は、きちんと対処しなかった登録業者への締め付けを厳しくしていく方針とのこと。
なるほどね。ここに通報すれば、ドメインを凍結してもらえるかもしれないのね。どう嘘っぱちなのかを英語で記入する必要がありますが、「false name(嘘の名前)」とか「non-existent address(存在しない住所)」などと記入すれば、たぶんOK。addressの部分は適宜 phone number(電話番号)や zip code(郵便番号)などに変更します。不正登録されたドメインは、どんどん通報してやりましょう。