たぶん今日は全国的におめでたい気分にあふれてると思いますが、個人的にちっともそんな気分になれないので、タイトルからして湿っぽいです。ごめんなさい(しかもリネージュとは無関係)。
子どもの頃から、年末年始は家族でスキーに行って過ごす習慣でした。自分と弟が就職してからはスキーの代わりに田舎の実家で過ごしてますが、こうして大晦日に帰宅するのは2回目です。前回は学生時代に、祖父が倒れたと知らせを受け、残りのホテル宿泊をキャンセルして夜中に慌てて全員で帰宅しました。あのときは倒れただけだったんだけど。というか、危篤と聞いてたのに、病院に駆けつけてみたら本人けろっとしてました。今回はもう急いでも仕方ないので、一夜明けてから帰りました。心臓発作だったそうです。
ふだんは愛想が良くて愛敬のある爺さまなのですが、酒を過ごすと電話してきて説教するという迷惑な悪癖がありました。数日前にもかかってきて、「年賀状は書いたか。まだ書いてないのか。しょうのないヤツだな…(以下、くどくど)」。酔っ払い相手に何を言っても仕方ないので、その場はおとなしく聞き、電話が終わってから「あの酔っ払いめっ」と悪態をつきます。おかげでちゃんと年賀状出せたわけなんですけど。あれが最後の電話になっちゃいました。
これと言って病気もないし、見るからに元気いっぱいだったし、亡くなったと知らされても突然すぎて不思議な感じ。人間って、こんなにあっけなくいなくなっちゃうものなんだろうか。信じられないので、初めは悲しいとも感じませんでした。あの電話の後、どれくらい経ってから倒れたんだろう。苦しかったのかなぁ。時間が経つにつれて、本当にもう帰ってこないのだと理解してきて、じわじわと悲しく…。いつ何があるかわからないのだから、親が生きているうちに親孝行しておかなきゃ、と思いました(けど、なかなか…)。
ご冥福をお祈りいたします;;。身内の亡くなった悲しみって何年か後に、どーっと来たりして、それがまたなくなった方への供養になるって聞きました。元気出してね^^。
ありがとうございます。正月は外食に連れてってもらえる約束だったのに、なんでその人の葬式してるんだろうとか、ほんと不思議な感じでした。仏前で手を合わせても、胸の内に浮かぶ言葉は「嘘つきっ」とか「何死んでんだよ、ばかっ」とか、全然供養になっておりませんです…。